研究から見えてきた、3つの大切なこと
「アヴィヴァ・メソッドには、どのような研究が行われているのでしょうか?」このようなご質問をいただくことがあります。
アヴィヴァ・メソッドは、ハンガリーで約30年にわたり実践され、多くの方々に親しまれてきました。そして2019年から2025年にかけて、このメソッドに関する7年間の研究プロジェクトが実施されました。
この研究を主導したのは、産婦人科医・内分泌専門医である コヴァーチ・ゾルターン博士。アヴィヴァ財団および認定インストラクターの協力のもと、3つのテーマについて調査が行われました。
今回は、その研究からわかった主な内容をご紹介します。
① PMS(月経前症候群)の症状に関する研究
アヴィヴァ・メソッドを週2回、2か月経周期にわたって実践した参加者では、PMSに伴う気分の変化やイライラ、不安感などの心理・行動面について、改善がみられたことが報告されました。
日々のセルフケアとして継続することで、心と体のバランスを整える一助となる可能性が示されています。
② 子宮動脈の血流に関する研究
研究では、31分間のアヴィヴァ・メソッド実践の前後に超音波検査を行い、子宮動脈の血流を測定しました。
その結果、参加者全員において、運動後の血流に変化が確認されました。
骨盤まわりへの運動が子宮動脈にどのような影響を与えるかを検討した研究として、世界でも珍しい取り組みです。
③ 月経痛とボディアウェアネスに関する研究
さらに、2か月経周期にわたる実践では、月経痛の軽減とともに、「ボディアウェアネス(自分の体の状態に気づく力)」の向上も報告されました。
自分の体の変化に気づきやすくなることは、日々のセルフケアにもつながる大切な要素です。
研究はどのように行われたのでしょうか?
この研究では、超音波検査や国際的に用いられている質問票など、医学研究で広く使用されている評価方法を用いて検証が行われました。
また、アヴィヴァ・メソッドを実践するグループだけでなく、運動を行わない対照群も設け、両者を比較しながら研究が進められています。
研究はヘルシンキ宣言に基づく倫理基準に従って実施され、ClinicalTrials.govにも登録されています。
「研究」はゴールではなく、理解を深めるための一歩
研究は、すべてを証明するものではありません。
一方で、長年多くの実践者が感じてきた変化について、医学的な視点から理解を深める大切な手がかりとなります。
今回の7年間にわたる研究は、アヴィヴァ・メソッドをより客観的に理解するための大きな一歩となりました。
めぐりの灯りより
めぐりの灯り(Vitality Flame) では、アヴィヴァ・メソッドの魅力だけでなく、その背景にある研究についても、できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと考えています。
今後は、それぞれの研究内容についても、図やイラストを交えながら詳しくご紹介する予定です。
「研究でわかったこと」と「毎日のセルフケア」。
その両方を大切にしながら、皆さまが安心してご自身の体と向き合える情報をお届けしていきます。
この記事の監修・編集
【監修】
デメテル・ズィタ
生物学博士
認定アヴィヴァ・メソッド インストラクター
グローバルにアヴィヴァ・メソッドの指導を行いながら、女性の健康やホルモンバランスに関する専門的な知見をもとに、本記事の監修を担当しています。
【編集・日本向け構成】
リヒテンシュテイン・ノエミ
認定アヴィヴァ・メソッド インストラクター
日本でアヴィヴァ・メソッドの指導を行いながら、日本の読者に向けて内容の再構成・編集・ローカライズを担当しています。


